指数が有理数

指数が有理数とはどういう意味か?これまでとりあえず「覚える」ってことでやりすごしてきたけ吉田武の「虚数の情緒」に解説。まず指数法則のおさらい、

a^{m} \times a^{n} = a^{m+n}
(a^{m})^{n} = a^{m\times n}

ここで、m,nは整数であり、

a^{-m} = \frac{1}{a^{m}}
a^{0} = 1

である。このときa^{1} = aであるが、1 = \frac{2}{2}として考え上記指数法則を適用すると

a = a^{\frac{2}{2}} = \left(a^{\frac{1}{2}}\right)^{2}

となる。このとき最後の()の中身に注目するとこれは2乗してaになる数つまりaの平方根\sqrt{a}にほかならない。つまり、

a^{\frac{1}{2}}=\sqrt{a}

である。

ほんと吉田氏の本は面白い。