この本のテーマである「整理・整頓」についても僕がイメージしたものは、非常に抽象的概念であり、それが生き方や考え方あるいは仕事や勉強にどう活かせるのかという問題についてだった。
アンチ整理術(森博嗣)
確かにその通りだよね。なんというか、森センセーらしい「整理術」。コンマリの本もそれなり読めたけれど、セットで読んでおきたい本書。独特の乾いた感じが随所に心地よい。
「友だちは財産だ」も、しばしば聞かれる台詞だが、友達を財産と比べることが、もうだいぶ卑しいと思える。
アンチ整理術(森博嗣)
とバッサリ。誰とも無縁になっておけば葬式のとき誰も呼ばなくて済むので、葬式しなくて良くなるなんて、森センセーじゃなけりゃ嫌味なのかとも思うけれど、きっと本音なんだろうな。